端がシルクになっていて触るとひやっと気持ち良い毛布の話。
子供の頃「大好きで手放せないもの」ってありましたか?
わたしの場合はお布団と毛布。
特に愛用していた毛布は、
端がシルクになっていて触るとひやっと気持ち良い。
その感覚がたまらなく好きでした。
でも、そういう身体的な感覚は、大人になると忘れてしまっていて。
この素材が大好き、とか
この匂いや音が好き、とか
触ると落ち着くもの、とか
日々の忙しい生活の中で、
そういった感覚を持つ暇もなくなってしまっているのは、
ちょっと寂しくも思うのです。
でも、
「端がシルクになっていて触るとひやっと気持ち良い毛布」を
夜寝る前そっと思い出すだけで、
ほんの少しだけ心が満たされる気がします。